斉白石作品の買取について

藝品館では斉白石作品の買取査定を行っております。
斉白石の花鳥画・鳥獣画・山水画などの掛軸・中国絵画・書画・篆刻等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

斉白石という人物

斉白石 (齊白石/さいはくせき/せいはくせき 1864-1957) は中国清代~近代の画家であり書家、そして篆刻家です。
名は璜。他の字として瀕生。号には三百石印富翁・寄萍堂主人・借山吟館主者・杏子塢老民などがあり、現代中国絵画において巨匠という評価をされております。
京師四大画家として陳半丁・陳師曽・凌文淵と並び評価されています。

斉白石の国際的な評価は、陳師曽より東京開催の日中共同絵画展に出典されたことをきっかけとして高まりました。中国の芸術界で最高名誉とされる人民芸術家の称号を政府より与えられており、また国際平和賞受賞者でもあります。
北京芸術専門学校教授~中央美術学院名誉教授~中国美術協会主席などをつとめ、北京の斉白石旧居は現在も残されております。

斉白石の作風

水墨を中心とした作風で、生き物を飼育し—愛し—注意深く観察する—ことで、斉白石は花鳥草虫の絵を思いのまま描きました。また、徐渭・八大山人石濤、そしてその流れを汲む呉昌碩ら著名画家の画風からの影響も受け、斉白石の生み出した画風紅花墨葉はより昇華されていきました。
その作風は中国の伝統芸術を根底に据えながらも、画家時代に培った民間芸術の要素を取り入れ、古代の芸術を真似るのが主流であった当時の近代中国芸術から抜け出し、新たな作風として開花されたものでした。

草花や鳥、虫や果物など身近にあるものを題材にし、無骨でありながらも軽快且つ繊細なタッチで画仙紙へと描かれた斉白石の作品は、今日でも非常に国内外でファンが多く、幅広い層に支持され続けています。
日本では昭和時代以前より好まれ非常に多く流通しており、斉白石は近年の中国絵画ブームで再評価の高い巨匠の一人です。京都国立博物館などの国立博物館にも収蔵されております。