趙之謙作品の買取について

藝品館では趙之謙作品の買取査定を行っております。
趙之謙の書画・掛軸・扁額・扇面・中国絵画 等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
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趙之謙という人物

趙之謙 (ちょうしけん 1829-1884) は中国清代、浙江省会稽生まれの書画家・篆刻家です。
字を益甫、潙叔。号を悲庵、天悶。
咸豊9年(1859)に挙人となるものの、のちに進士となることはありませんでした。挙人になってほどなくして太平天国の乱が起こると、趙之謙は家屋を失い、妻子を病で亡くすという不運に見まわれます。
同治11年(1872)に『江西通志』の編修にともない江西省南昌に赴任し、生涯この地で知県を務めました。

趙之謙の書画

6歳で古文を、9歳で詩を学ぶほどの早熟で、20歳前まで顔氏家廟碑を毎日500字も習得していたと伝えられています。
また、進士になるための会誌受験に際して上京すると、同郷の親友であった胡澍と再会します。また、金石書画愛好家の沈樹鏞や魏錫曾と知り合い、潘祖陰の庇護を受けるなど、趙之謙の書画・篆刻がその後発展するうえで欠かせない出会いがありました。
それ以降、趙之謙は「北魏書」の書風に影響を受け、粘り強く生命感にあふれる篆書や隷書、行書を執筆しました。

趙之謙は、画にも優れ、特に花卉や果物の画を能くしました。躍動感のなかに絶妙な調和を感じる画風です。
こうした趙之謙の作品は、のちの巨匠・呉昌碩斉白石などに多大な影響を与えています。