こんにちは。
紫陽花も色づきはじめ、梅雨の気配が近づいてきました。
みなさまもう衣替えはお済みでしょうか。朝と昼間の気温差でまだ羽織るものなどの出番があり、なかなか仕舞えずにおります。
大阪市立美術館が今年で開館86周年を迎え、この秋から約3年間の大規模な改修工事をされる予定だそうです。
長期の休館を前に、特別展「華風到来 チャイニーズアートセレクション」が6月5日まで開催されています。
大阪市立美術館所蔵の、中国美術とその影響を受けた日本の美術を選りすぐって紹介。中国書画や彫刻ほか、仏画や近代絵画など、所蔵する国内屈指のコレクションから中国文化の魅力と関わりを示す多彩な作品が展示されるとのこと。
全作品撮影が可能とのことですので、中国美術と日本美術にご興味がある方はぜひ行ってみてください。
京都市左京区岡崎の細見美術館では琳派展の第22弾「つながる琳派スピリット 神坂雪佳」の後期が 6月19日まで開催されています。
神坂雪佳(1866~1942)は近代、明治から昭和に活躍した図案家・日本画家です。
本名は神坂吉隆。京都御所警護の武士である神坂吉重の長男として京都粟田に生まれました。
16歳から四条派の画法を学び、23歳で意匠芸術の道に入り図案家岸光景に師事して図案を学びました。この頃から琳派の研究に取り組んだようです。絵画だけでなく、陶芸や漆芸、染織、さらに室内装飾や造園など幅広く手がけた雪佳はマルチアーティストとも評されます。
この展覧会では、江戸時代の琳派とともにそんな神坂雪佳がデザインした作品や図案が紹介されています。用いられているモチーフは古典的でありながらもモダンな図案や、たらしこみを用いた絵画など、雪佳の世界をおたのしみいただけると思いますので、ご興味がありましたらぜひ。
藝品館では江戸時代の書画、絵画のほか、明治大正頃の作品の買取も承っております。
また日本の美術品・骨董品に限らず中国美術も取り扱っておりますので、お気軽にお問い合わせください。