奈良県桜井市にて中国美術品の陶磁器を買取いたしました

奈良県桜井市にて骨董品の買取をさせていただきました。
今回買取しましたのは中国美術品の陶磁器です。

中国美術は範囲が広く、やきものや骨董工芸品でも多岐にわたりますが、今回は南方の方で焼かれたと思われる黄南京の中皿です。
若干薄手の素地に透明感のある釉薬、少し降り物や歪みがありますが、それも中国民窯の親しみやすさというところでしょうか。古染付を思い浮かべると納得できます。

中国美術は近年中国の景気向上に相まって自国の文化や骨董品、美術品を研究、収集する愛好家の増大により全盛期を迎えています。
今回の作品は日本向けに作られた民窯の食器類が中心でしたが清時代、日本で言う江戸時代頃のものであり、特に黄色は皇帝の色として特別な色として扱われました。
日本でも黄色の釉薬の中国のやきものは美しさからさまざまな国焼で焼かれていますが、一番身近なのは淡路珉平焼の小判皿など比較的調度用の作品までにも普及再現されています

買取参考価格 150,000

※骨董品・古美術品の性質上、全くの同一作品というものはなく、真贋はもちろんのこと状態や出来、その時折々の人気など様々な要素によって骨董品や美術品の価値・価格は変化します。

また、それらの要素を豊富な経験や実績、昨今のデータと照らし合わせて、お客様の品物一つ一つを適切に買取査定するのが私どもの役目でもあります。

買取事例の一つとして、あくまで参考価格とお捉えください。

桜井市買取 中国陶磁器