こんにちは。
雪が降りだし寒さが厳しい頃となりましたね。近頃は外に行くにも手袋とカイロが手放せません。
時節柄、気軽に外出することも難しいですが、伺った先でクリスマスのイルミネーションを目にしますと、やはり気分が明るくなりますね。
もうすぐクリスマスですが、サンタクロースといえば、アメリカの画家・イラストレーター、ノーマン・ロックウェルの描いたサンタクロースが思い浮かびます。
ロックウェルはアメリカの雑誌「サタデー・イーブニング・ポスト」の表紙や広告のほかアメリカの人々の姿を数多く描き、”20世紀のアメリカを代表する画家”、”国民的なイラストレーター”、と評されるほど今なお幅広い人気を持ちます。
社会問題を描いた作品もあり、また、細密でありながら想像をかきたてるユーモラスな作品も多く、ポストカードなどでその作品を一度は目にされたことがあるのではないでしょうか。
ロックウェルが影響を受けたといわれる画家・イラストレーターのJ・C・ライエンデッカーが描いたサンタクロースもまた有名かと思います。
ライエンデッカーもアメリカの雑誌「サタデー・イーブニング・ポスト」などの雑誌の表紙や広告を数多く手がけ、ロックウェルの初期作品にはライエンデッカーの影響が伺えます。
彼が後世に与えた影響は少なくなく、サンタクロースや母の日などが現在の姿として普及したことにもライエンデッカーの絵の影響であるといわれています。
ロックウェルやライエンデッカーらが描いたサンタクロースを、クリスマスカードにいかがでしょうか。
そしてクリスマスが過ぎれば、毎年一気に年末の雰囲気が強くなりますね。
来年の干支は寅。
干支の引き継ぎ式の開催も気になるところですが、虎といえば、思いつくのは、阪神タイガース、山月記、しまじろうに和菓子のとらや、などなど。美術では、虎と竹のほか、中国絵画、日本画でも、伊藤若冲、長沢芦雪や大橋翠石など多くの画家が虎を描いています。
長沢蘆雪の襖絵「虎図」はご存じでしょうか?
襖絵ではありますが、見ていますと「一休咄」(一休さん)の屏風の虎退治を思い出してしまいました。一休さんはとんちのお話でしたが、躍動感あふれる姿で描かれた虎は、誰かしら「飛び出しくるぞ」と言いだしてもおかしくはないと思わせる迫力があります。
年末年始、ご自宅で過ごされる方も多いと思います。
新しい年を迎えるにあたって、心機一転、または転居にともなって思い切って手放されるお品があるかと思います。
藝品館では日本画や中国絵画のほか、油画などの西洋絵画の買取も承っております。
感染防止を徹底して買取に伺いますが、対面がご不安な方もいらっしゃると思います。
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