桜の季節ですね(骨董品買取藝品館 京都本店スタッフ)

こんにちは。
もうすっかり春ですね。
そういえば出張買い取りに他府県へと伺う際にもあまり厚着しなくなったように思います。
みんなで集まってのお花見はまだまだ難しそうですが、満開の頃には近くの夜桜を見に行ければと思っています。

桜は古くから多くの芸術作品の題材とされてきました。
和歌や絵画、能・狂言から小説や映画などなど、桜に関連した作品を何かしら一つは思いつくのではないでしょうか。
日本画においても数多の画家たちが、花鳥画に限らず多くのジャンルで桜を描いてきました。
多くの代表作をもつ浮世絵師の葛飾北斎にももちろん桜に関連した作品があります。

葛飾北斎はみなさまご存知の通り江戸時代後期の浮世絵師です。
富嶽三十六景をはじめその作品は必ずどこかで目にしたことがあると思います。

江戸を中心として栄えた町人文化の化政文化を代表する人物の一人である葛飾北斎は、ゴッホら海外の芸術家たちにも影響を与えたといわれており、日本のみならず海外でもその名を知られていますよね。

自らを「画狂老人」「画狂人」などとも称しその90年の生涯で3万点を超える作品を発表した彼は、その作品はもちろん、その生涯で頻繁に改号し、頻繁に転居を繰り返したなど、数々のエピソードも伝えられています。

今、北斎に関連したした展覧会が、すみだ北斎美術館で企画展の「北斎花らんまん」や、みやざきアートセンターで「五大浮世絵師展 —歌麿 写楽 北斎 広重 国芳—」など複数開催されており、4月からもさらに、東京富士美術館で「館蔵品展 旅路の風景—北斎、広重、吉田博、川瀬巴水—」、水野美術館で「浦上コレクション 北斎漫画 驚異の眼・驚異の筆」、サントリー美術館「大英博物館 北斎 —国内の肉筆画の名品とともに—」、太田記念美術館「北斎とライバルたち」など複数開催されるようですので、お近くのものがありましたらこの機会にいかがでしょうか。

藝品館では日本画、浮世絵などの版画、絵画に限らず美術品・骨董品の買取を承っています。
骨董品のコレクションはもちろん、今後使用される予定のなくなった茶道具や古い漆器など、また新しい年度をはじめるにあたって整理することにされたお品や、検討中のものがございましたら、藝品館にお気軽にお問い合わせください。x