和歌山県新宮市にて九谷焼の盃を買取いたしました

和歌山県新宮市で骨董品の買取をさせていただきました。
新宮市は和歌山でも比較的骨董品の愛好家の多い地域でもあります。集められている作品や焼物なども地方色が濃く出るのも骨董の面白いところです。

今回買取いたしましたのは、明治時代の九谷焼の盃でした。
九谷焼は当時は貴重な調度の陶磁器で金を使った金彩の入ったものや、作家名の入った特注品、当時の箱に依頼の家主の屋号や家紋などを入れて一式を窯で担ったものなど特別な高価なものも注文で受け付けていました。

このような通りもんは中国愛好家が近年好んでいますが、中国の食文化は大人数で囲んで食べる機会も多いので当然の需要かもしれません。
現代の日本では少なくなってしまいましたが、江戸時代当時は家族の集まりや、会合、宿場町など多種多様なところで賑わいのあった様子が窺い知れます。

今回の九谷焼は書き込みの細かい上手なもので当時の時代箱とともに蔵にしばらく使わずに保管されておりました。
蔵やご自宅に置かれているしばらく使っていない古い食器類もこのように九谷焼や古伊万里など沢山買取できるものも多くありますのでお気軽にお声かけいただければと思います。