岐阜県岐阜市にて岩田藤七のガラス茶入を買取いたしました

岐阜県岐阜市にて茶道具の買取をさせていただきました。今回査定買取いたしましたのはガラス作家の作品である、ガラスの茶入です。

これは岩田藤七の作品で、吹きガラスの中に丁寧に幾重にも練り込まれた色合いが表現され、その色調の濃淡の中に星のように金を散りばめた非常に雅で、趣のある作品です。
茶入の材質は陶磁器が多く、唐物や瀬戸焼など多様ですが、実はガラスでできた茶入はそれほど多くはありません。ですが、茶道開始時の時代である江戸時代より現在に至って、徐々に技術発展し、安定した形状状態で使用できるガラスが多くなってからは、雅に趣向を凝らしたガラスの茶道具なども見られるようになってきます。

特に岩田藤七は吹きガラスを得意とし、柔らかい茶道具の作品を多く残しています。
他にも花瓶や様々な小物や実用的なものまでありますが、青い色のグラデーションの中に金を散りばめて夜空のように見えるこの茶入は小さくてとても上品な作品です。

買取参考価格 35,000

※骨董品・古美術品の性質上、全くの同一作品というものはなく、真贋はもちろんのこと状態や出来、その時折々の人気など様々な要素によって骨董品や美術品の価値・価格は変化します。

また、それらの要素を豊富な経験や実績、昨今のデータと照らし合わせて、お客様の品物一つ一つを適切に買取査定するのが私どもの役目でもあります。

買取事例の一つとして、あくまで参考価格とお捉えください。

岐阜市 ガラス 茶入