愛媛の茶道具買取について

愛媛の茶道具買取は藝品館へおまかせ下さい。大切にされてきた茶道具、お引き継ぎになられた茶道具類を高価買取いたします。
茶道具というと大きく広い範囲ですが、骨董としての茶道具と、比較的新しい茶道具がございます。また流派や家元によっても裏千家、表千家や藪内流など多くの流派もございますが、どの流派での御道具でも対応させていただくことは可能です。

出張査定は無料で対応させていただきます。遠方であっても、鑑定料など査定額が変わることはございませんのでご安心の上、お気軽にお申しつけいただければと思います。
またお稽古用の比較的近年の新しい作品や、逆に古くて箱の状態がボロボロのもの、状態の悪いものでも問題ありません。茶道具の買取はぜひ藝品館にお申し付けください。売買の個人情報は秘密を厳守し、お取引させていただいております。
公的機関や法人様、弁護士様・税理士様など士業の方からの相続等の美術品評価査定も承っております。

茶道具に関するご相談はぜひ一度、お気軽にご相談・お問い合わせください。

またこちらのページでも茶道具の買取に関する説明をさせていただいております。
茶道具の買取について

茶道具の買取における藝品館の強み

茶道具は一点ものとそうでないものがございます。お稽古用の気軽なものから、これはひょっとして、と思い入れのある逸品まで誠心誠意一点一点査定鑑定し、買取させていただきます。
創業六十年の確かな経験と、長年のお客様、愛好家様のご要望を多くお受けしているからこそできる独自の鑑定法と買取価格です。

愛媛県ゆかりの茶道具

愛媛県ではその昔、伊予と言われ、藩主である久松氏が茶道を好んだ関連もあり茶陶が多く見られます。また伊予郡の松前城址では多くの中国陶磁や青白磁が出土しています。愛媛には茶器を焼く窯もありますが、中でも四国で最も早く染付磁器を焼いたとされる、砥部焼は白磁の美しい磁器を多く残しており、中国徳化窯の白磁を意識したその茶道具、茶陶は幕末の時代を一世風靡しました。

茶道では墨蹟を鑑賞もしますが、茶道を好んでいた伊予松山藩久松家に伝わる作品として、故直夫筆の布袋の描かれた掛け軸があります。この軸は南宋末の禅僧である偃溪広聞が賛を寄せた作品で、由緒ある伝来を経ており、狩野派の印、玉宗の印はもちろんのこと、大切に伝わってきた軌跡が残っています。
水墨で書かれたこの掛け軸は、金蘭の豪華な表装の中に白い本紙があり、その中に余白を大いにうまく使って、凛とした布袋と交流の証である賛が共存しています。現在において改めて鑑賞しても、時代を経た本紙の劣化が更に良い味、厳しい時代感を醸し出しており、それがまた侘び寂びとなって厳格かつ味わいのある茶道具、茶道美術として今日も伝来しているのは素晴らしいことです。

また伊予松平家では多くの武具や絵画も伝来していますが、中でも蒲団釜は名物であり、胴は無文ながらも辻与次郎がはじめた独創的な焼き抜きの技法によって作られており、どこか鉄味や自然味な紋様が侘び寂びの強い風情ある景色を生み出しています。
蒲団釜の名称の由来ですが、丸みを帯びた形状からと言う説と、利休が茶事の終わりに道具を戻すときに大切に布団に包んで戻した、とされている説もあります。長い時代を経て伝来している茶道具ならではのことで様々な逸話や伝説も付随してくるのが茶道具名物の面白いところだと思います。