芸術で表される日本の四季(骨董品買取藝品館 京都本店スタッフ)

こんにちは。
夜はまだ少し冷えますが日中は以前よりも徐々に日差しも強まり、季節が夏へと向かっているようだというのは気が早いでしょうか。
暦の上では5月には夏となりますが、まだまだ春の花々も楽しみたいものですね。

桜の見頃が終わり、藤の花の季節となりましたね。
各所で藤棚が見頃とのニュースをみましたので、名所の近くを通ることがあれば足を伸ばしたいと思っています。

藤の花を描いた作品では円山応挙の、金地に藤を描いた藤花図屏風(根津美術館所蔵・重要文化財)が有名かと思います。また同じ根津美術館所蔵に尾形光琳の燕子花図もありますね。こちらも金地の屏風で、尾形光琳の代表的な作品ですのでどこかで一度は目にされたことがあると思います。

日本美術では、四季折々の花々、桜や牡丹、燕子花、紅葉に雪といった春夏秋冬の風物と、正月やひな祭り、花火といった風習が、絵画に限らず陶磁器や蒔絵など、工芸品・骨董品においても、多くの作品の題材として用いられてきました。

神奈川県の岡田美術館ではそんな日本の四季を表した作品を紹介する展覧会「花鳥風月 名画で見る日本の四季 琳派・浮世絵から御舟・一村まで」が開催されています。
7月10日までの前期「春夏編 ―若冲・御舟・一村など―」と、7月16日から12月18日までの後期「秋冬編 ―光琳・歌麿・春草など―」と、春夏と秋冬にテーマを分けての開催となっています。

尾形光琳や酒井抱一といった琳派の作品や葛飾北斎や喜多川歌麿などの浮世絵に加え、伊藤若冲や田中一村、近代の菱田春草や速水御舟の作品など、絵画を中心に、色絵皿ほか陶磁器などの工芸品も展示されるようです。伊藤若冲の孔雀鳳凰図など名品揃いとなっていますので、箱根での観光と合わせていかがでしょうか。

藝品館では、四季を表した作品の買取も承っております。
桜や菖蒲の掛軸や紅葉の絵付けがされたお茶碗など、ご実家で昔から季節ごとに飾られていた掛軸や先代様がお使いになられていた古い茶道具などで整理されるものがございましたら、お気軽にお声かけください。
日本画や茶道具に限らず中国絵画高麗青磁、民芸品などの買取も承っております。
古いものだけどこれはどうだろうか、とすこしでも気になるものがございましたら、藝品館にお気軽にお問い合わせください。