岡山の屏風買取について
岡山の屏風買取は藝品館へおまかせ下さい。大切にされてきた屏風や、お引き継ぎになられた屏風類などを高価買取いたします。
岡山県内で蔵整理や遺品整理を行った際に見つかる屏風、特に岡山県ゆかりの画家や書家による屏風の作品について、専門的な査定と買取を行います。
出張査定は無料で対応させていただきます。遠方であっても、鑑定料など査定額が変わることはございませんのでご安心の上、お気軽にお申しつけいただければと思います。
公的機関や法人様、弁護士様・税理士様など士業の方からの相続等の美術品評価査定も承っております。
蔵整理や遺品整理で出てきた屏風が未知の価値を持つ一品である場合、その価値を見逃すことなく、適切に評価し、買取を行います。特に岡山県ゆかりの画家や書家による屏風作品に関しては、その地域性や歴史的背景を踏まえた上で鑑定を行い、作品が持つ本当の価値を見出します。
また単に屏風を買い取ることだけではなく、地域色の強い屏風などは、もちろん買取は可能ですが、例えば地元で活かせる形をご提案したり、改修し古民家を宿泊施設にされる際などにも、必要な説明の作成などもさせていただくケースも多いです。
それぞれの屏風が持つ歴史や物語、美を尊重し、次世代へと大切に引き継いでいくことです。近年はなかなか屏風を飾るスペースもない生活様式になってきていますが、まだ国内外での需要は多くございます。
こちらのページでも屏風の買取に関する説明をさせていただいております。
屏風の買取について
また屏風以外にも、古い骨董品などございましたら買取可能です。下記のページもご参考ください。
岡山の骨董品買取について
岡山県にまつわる屏風
岡山では様々な時代に様々な方向性を持つユニークな作家が活動し、それぞれが日本の歴史に影響を与えています。岡山のような学問や絵画が活発に栄えてきた土地では、古い作品が見つかることがあります。家や蔵などで古い屏風を発見されました際には、整理、鑑定、査定のご相談から承っておりますので、ぜひご連絡ください。
江戸時代の岡山の四条派画家
江戸時代には岡山の地からは、京・四条派の絵師が多く輩出されました。特に柴田義董と岡本豊彦は呉春の門弟筆頭として華やかに活動し、制作をするかたわら、のちの日本画壇を作り上げる弟子たちを育て上げています。京に根付いてからも岡山の人々と交流を続け、多くの作品が岡山県には残ります。
中国唐代の高士が水辺に高山に遊ぶさまを描いた柴田義董の 唐人物図屏風 や岡本豊彦が得意とした角度の付いた岩や山を重ねる山水画 春秋山水図屏風 などが岡山県立美術館に収蔵されています。
明治以降のの岡山の四条派画家
小野竹喬
小野竹喬は1889年に笠松市に生まれ、竹内栖鳳に師事し四条派、南画、西洋画、大和絵を通して日本の絵画というものを探り続けた画家です。笠岡市六番町1−17の笠松市立竹喬美術館に収蔵されている 波切村 の屏風は三重県志摩の海を穿つ山々がそびえる波切港を描くものであり、竹喬の主催した国画創作協会の第1回展に出品された大作です。この作品は近代日本の風景画の先行きを示す作品とされ、重要文化財に指定されています。
池田遙邨
池田遙邨は1895年に倉敷市で生まれ、幼少より画才を認められ大阪に出て洋画を学び、第8回文展で入選を果たしました。小野竹喬に出会ってからは日本画を志すこととなり、京都で竹内栖鳳の画塾に入塾しました。歌川広重の浮世絵に憧れを抱き、3度も東海道を徒歩で旅して東海道をテーマとした作品を制作しています。戦後は遙邨の有名な動物たちが出てくるユーモアのある日本画を描いています。晩年は種田山頭火の俳句に心を寄せ、静かな精神世界を描いています。
池田遙邨の作品は生前、倉敷市に寄贈され倉敷市立美術館(倉敷市中央2丁目6−1)のコレクションの中核をなします。収蔵作品には東海道を旅した成果である、浜名湖と太平洋が接する岸辺を描いた 浜名湖今切 の屏風作品も収められています。
岡山ゆかりの著名人による屏風
竹久夢二
大正時代には瀬戸内市から竹久夢二が人気の作家となって、全国に名が広まります。夢二はイラストレーターやデザイナーとしても活躍しましたが、画家としても非常に作品が多く、夢二郷土美術館(岡山市中区浜2丁目1−32)には憂いを帯びて人を待っていると思われる女性と、ぼんやりとした表情の男性を一双の屏風に描く 憂い や、晩年の大作で理想の女性像として豊作の女神である立田姫を描きながら、杜甫の詩から引用し農民の貧しさを讃に記す 立田姫 などが収蔵されています。
緒方洪庵
緒方洪庵は1810年に足守藩の藩士の家に生まれ、大阪で蘭方医出会った中天游の思々斎塾で医学と蘭学を学びました。その後は医師としてコレラや天然痘の拡大を防いだり、牛痘法を日本で始めるなど日本の医学に貢献しました。洪庵は私塾「適塾」も開き、蘭学を教え、この塾からは福沢諭吉などが巣立ってゆきます。
医師として多くの著書を記しましたが、和歌や短歌の制作も行っており、現在も大阪に残る適塾記念センターには 緒方洪庵和歌短冊貼交屏風 などの作品があります。
犬養木堂
犬養毅は1855年の幕末に岡山の地で生まれました。岡山で漢学を修め上京し、慶應義塾に入り戦争記者となっています。選挙にも立候補し連戦連勝、その人気ぶりから逓信大臣に任命され、のちに総理大臣に立てられる事となりました。
書や漢詩に優れ、木堂という号で、多くの漢詩や激励、扁額の作品を全国各地に残しました。岡山市にある犬養毅の自宅は現在、犬養木堂記念館(岡山市北区川入102−1)となっており、収蔵品の中には孫の節句を祝った屏風があります。
岡山で屏風を収蔵している施設
岡山県立美術館
岡山市北区天神町8−48の岡山県立美術館には岡山ゆかりの画家として、柴田義董や岡本豊彦の屏風が収蔵されますが、それ以外にも、浦上玉堂の子の浦上春琴の繊細で霞むような 山水花鳥押絵貼屏風 や漢学者・山田方谷の書を貼り付けた 詩書屏風 、総社出身で同郷の池田遙邨に竹内栖鳳の画塾を紹介され、画家となった稲葉春生の瑞々しい木々とザクロの実が描かれる作品 柘榴図 などを所蔵しています。
岡山県立博物館
岡山市北区後楽園1−5の岡山県立博物館には岡山市の妙覚寺が所持し、博物館に寄託されている 紙本淡彩世界図屏風 があります。この屏風はアメリカ大陸以外の大陸を描き、世界各国の貿易地の名前や距離が記載された世界地図となっています。長崎などで描かれた図を元に製作され、南蛮を描くものとして珍重されていたと思われます。
岡山県内で屏風の買取をお考えの方は、骨董品を専門とする私たちにお任せください。また蔵の解体や遺品整理などの際、処分される前にぜひ藝品館へお問い合わせください。大切にされてきた屏風を丁寧に鑑定し、その価値を正しく評価します。
岡山の屏風出張買取対応エリア
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備前
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備中
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美作
岡山全域で屏風の出張買取対応しております。買取が成立しなかった場合にも、出張費用等を請求することはございませんのでご安心下さい。また、当館の車に店名等は記載されておりません。秘密は厳守してプライバシーに配慮したお取引を心がけております。
遠方でもご遠慮なくお申し付けください。(お話の内容によりましては、お伺いできない場合もございます。ご了承ください。)
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