こんにちは。
立春を迎えましたが各地の大雪のニュースを見ていますと、暖かくなるのはまだまだ先のようですね。寒い日が続きますが、どうぞ皆さまお風邪など召されませぬようご自愛ください。
先日の節分では皆さまは恵方巻きは食べましたか?
無言で食べるといいということで家族みんなで黙々といただきましたが、時々誰かしらと目を合わせては睨めっこになり、笑うのを堪えて食べ切るのがなかなかに大変でした。
豆の方は、歳の数は流石に多すぎたので、子供たちの分以外はきなこにしてお餅と一緒にいただきました。
節分といえば豆まきと鬼。
鬼といえば、赤い肌に虎柄のパンツを履いた姿のほかに、般若の面を思い浮かべる方もいらっしゃると思います。鬼のお面には、一般的に知られている般若の面以外にも、鬼神や顰(しかみ)など色々な面がありますね。
鬼に限らず能面は美術品のモチーフとしてもよくみられ、買取させていただく骨董品の中にも、香合や棗の蒔絵などで翁の面や小面などの能面をモチーフにしたものがございました。
京都えき美術館では「能面100 The Art of the Noh Mask」が先日まで開催されていましたね。
能面の世界的愛好家で研究者のスティーヴェン・マーヴィン氏のコレクションを中心に、金剛家や篠山能楽資料館所蔵の能面など貴重な100面が展示されていました。
残念ながら二月六日まででしたため現在は終了してしまいましたが、伝統芸能の展示では東京国立博物館の方で「ユネスコ無形文化遺産 特別展 体感!日本の伝統芸能-歌舞伎・文楽・能楽・雅楽・組踊の世界-」が三月十三日まで開催されています。ユネスコ無形文化遺産に登録された伝統芸能のを紹介する展示で、原寸大に近い大きさで再現されたそれぞれの舞台に上ることができたり、実際に使用される衣裳や楽器、小道具などを間近で細部まで見せていただけるようです。ご興味がありましたらぜひ。
藝品館では、伝統芸能に関連した、古い琵琶や能管・尺八など笛、楽器のほか、古い彫刻、仏像など仏教美術のお品も買取を承ります。また、古い時代の瓦、鬼瓦なども買取対象となる場合がございます。古い琴や陶磁器など、長年ご実家にあって見慣れたものであっても、骨董品として価値のあるものがございますので、お気軽にご相談ください。