三重県桑名市にて書道拓本と煎茶道具などの骨董品を買取しました

三重県桑名市にて骨董品の買取をさせていただきました。

煎茶道具と書道の拓本が主なもので、拓本は中国の有名な王羲之の漢詩をもとにご当地の津藩お抱え儒者が収蔵し研究したものと思われます。
巻末に儒者のものと以前の収蔵家の鑑蔵印があり、伝来の経緯が判明しました。拓本本体としては中国風のものが多いですが、実は明治時代に再版したものが多く美術的価値としては中国のどの時代の拓本であるのか、もしくは日本のものであったとしても印の篆刻とともに希少価値を精査していくこととなります。

買取価格はそのものがどのグループに属する骨董品であるのかだけでなく、文物に残されている昔の代々の所有者の想いをきちんと理解しなければなりません。

三重県は全体的に旧街道沿いや数々の収蔵家もあり、歴史的に見ても美術品の多い地域です。桑名は桑名城の城下町でも有り松尾芭蕉なども訪れていることから随所に風情が多く残っています。

買取参考価格 120,000

※骨董品・古美術品の性質上、全くの同一作品というものはなく、真贋はもちろんのこと状態や出来、その時折々の人気など様々な要素によって骨董品や美術品の価値・価格は変化します。

また、それらの要素を豊富な経験や実績、昨今のデータと照らし合わせて、お客様の品物一つ一つを適切に買取査定するのが私どもの役目でもあります。

買取事例の一つとして、あくまで参考価格とお捉えください。

煎茶道具急須と書道拓本