王羲之作品の買取について

藝品館では王羲之作品の買取査定を行っております。
王羲之の書・拓本・模写本等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

王羲之という人物

王羲之 (王義之/おうぎし 303-361) は中国六朝時代・東晋の能書家であり政治家です。
書を芸術たらしめたのは王羲之その人であり、書聖と称されるその評価は普遍のものであり、現在に至るまで王羲之は、多くの書家たちの手本とされております。
また末子の王献之も能書家であり、羲之を大王・献之を小王とし、併せて二王と称えられております。
二王の書は、その弟子たちによって伝えられ、伝統派の基礎を形成し、後の書人に及ぼした影響は多大でありました。当然ながら日本書道に与えた絶大な影響も計り知れず、奈良時代から手本とされていました。王義之の書法に影響を受けた一人として空海がいます。

王羲之の作風

王羲之はほとんどすべての書体に精通していたと伝えられていますが、特に楷書・行書・草書において高い評価を得ています。
感情・思想といった表現を取り込み、書を芸術たらしめた王羲之の書は、命ある自然な流れを探求し、川の流れのような流麗な書体が魅力です。
最も名高い作品としては行書の蘭亭序がありますが、ほかの代表作としても、楽毅論十七帖集王聖教序黄庭経喪乱帖孔侍中帖興福寺断碑などが名高くあります。
いずれにおいても、王羲之真筆の作品は現存していないとされており、唐代以降の優れた模写本や拓本が残されているばかりとされています。