中村左洲作品の買取について

藝品館では中村左洲作品の買取査定を行っております。
中村左洲の鯉図などの日本画・絵画掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

中村左洲という人物

中村左洲 (なかむらさしゅう 1873-1953) は三重県二見町(現:伊勢市)出身の、近代の三重県を代表する日本画家です。主に山水や魚、鯉の絵をよくすることで知られています。
巽画会会員・岐阜絵画展一等賞受賞・文展入選。名は作十。鯉の絵が有名で三重の様々な風景を描きました。当時真珠の御木本の創業者でもある御木本幸吉も左洲の作品を高く評価しており、三重県には現在でも数々の遺作が三重県立美術館などに展示され収蔵されています。

左洲は10歳で父を亡くしてから、漁師として生計を立てつつ、伊勢在住で四条派の磯部百鱗より日本画の手ほどきを受けました。
四条派の影響もあり、柔らかな筆致の日本画は写実性も長けており有名な鯉の絵は、こちらを向いた鯉が動き出しそうなほどに忠実に描かれています。明治28年(1895年)に第4回内国勧業博覧会に出品した「製塩図」が褒状を受け、以後東京の展覧会に出品するようになりました。