今尾景年作品の買取について
藝品館では今尾景年作品の買取査定を行っております。
今尾景年の花鳥画などの日本画・絵画・掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
今尾景年「春園双孔雀図」(足立美術館)
今尾景年という人物
今尾景年 (いまおけいねん 1845-1924) は京都出身の日本画家です。別号には聊自楽など。
景年の実家は京都で、三井呉服店に友禅染を納める伊勢屋を営む家系に生まれました。
浮世絵師を目指して梅川東居に弟子入りし下積み経験を積んだものの、景年の生きた幕末から明治にかけての時代は西洋文化が数多く日本に入ってきた時期でもあり、日本画家にとっては不遇の時代となりました。
追い打ちをかけるように、京都での禁門の変で実家が焼失し生活の糧を失ったことで、友禅染の下絵を書きながら日本画の制作を続けます。
苦節を重ねた幕末期から明治期を生き抜いた景年ですが、1893年のシカゴ万博博覧会で代表作の鷲猿図を発表し高い評価を受けます。その後の万博で日本画を発表し、優美な日本画を世界に発信しました。