伊勢崎淳作品の買取について
藝品館では伊勢崎淳作品の買取査定を行っております。
伊勢崎淳の備前焼の陶磁器・陶芸作品等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
伊勢崎淳という人物
伊勢崎淳 (いせざきじゅん 1936-) は昭和期から岡山県で活躍している陶芸家です。
1936年に備前焼の岡山県重要無形文化財所持者である伊勢崎陽山の次男として備前市に生まれた伊勢崎淳は、岡山大学教育学部特設美術科を卒業後、父について作陶を始めています。
同じく作陶家である兄の満と共に古窯の調査、復元に取り組み、長さ15メートルにわたる中世の穴窯を復元し、また兄と二人で半地下式穴窯を築窯して作品制作を行います。日本伝統工芸展などでは作品が入選し続け、日本工芸会正会員となりました。
1967年には窯を新設して独立、制作を続けます。欧州、アメリカにも渡って、新たな時代のスタイルを見出し、作品に取り入れました。1998年に岡山県重要無形文化財、2004年には備前焼では5人目となる重要無形文化財保持者、人間国宝となっています。
伊勢崎淳の作風
伊勢崎淳は伝統的な茶陶や酒器、花瓶、鉢などを主に制作し、作品は強く柔らかな曲線を描いており、モダンで落ち着いた品格を見せています。また伝統的なもの以外にもオブジェや、陶壁などの室内装飾まで備前焼で制作しています。
また作品に映る窯変は火の加減で作り出される火襷などが美しく、火と対話している様ともされ、長年の経験と土の温かみと炎の偶然性から生み出された伊勢崎淳の作品は世界中で高く評価されています。