奥大節作品の買取について

藝品館では奥大節作品の買取査定を行っております。
奥大節の書画・掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

奥大節という人物

奥大節 (おくだいせつ/おくたいせつ 1889-1970) は島根県簸川郡、現在の出雲市出身の臨済宗の僧侶であり、臨済宗方広寺派の管長を務めた人物です。
号は雲関窟といい、仏教の研究と実践に深く打ち込んでいました。

奥大節は仏教視察の目的で、インド、ビルマ、中国など多くの国を訪れ、その経験は日本国内外での仏教理解と交流に貢献しました。彼の書は力強いなかにも、丁寧な筆法で、禅に関する言葉を多く掛け軸や書に残しています。また、京都の花園大学の学長としても活躍し、学界と宗教界そして、禅文化界での影響力を持っていました。
1962年には欧米を歴訪し、研修道場を設立するなど、国際的な仏教交流にも力を注ぎました。彼は1970年に82歳で亡くなるまで、仏教の普及と啓蒙、さらには学界での教育活動に努力を続けました。奥大節の生涯は、仏教学の進展と国際交流に多大な貢献をしたものです。