張大千作品の買取について
藝品館では張大千作品の買取査定を行っております。
張大千の山水画・花卉画などの中国絵画・水墨画・掛軸・書画等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
張大千という人物
張大千 (ちょうたいせん/ちょうだいせん 1899-1983) は中国近代の書画家です。
名は正権、後に爰。字は季爰。号が大千であり、現代中国絵画において巨匠のひとりとして著名です。
中華書局出版の張大千画集においては徐悲鴻により、五百年に一人の画家である
との評が書き添えられております。
若い頃より中国絵画の伝統技術を学んだ張大千は日本留学にて京都で染色を学び、のちに中国に戻ってからも世界中を転々と遊学し、多くの国際的な技術を自らのものにしました。
張大千の優れた技術としては、敦煌の莫高窟での壁画模写なども名高いですが、石涛や八大山人の画をよく学ぶうちにその技法をものにし、専門家の判断をも誤らせる多くの古画の精巧な贋作を残したことでも有名です。
晩年は台湾に住み水墨画の制作に専心し、現在台北市では旧宅が寄贈され、張大千紀念館として公開されております。
張大千の作風
張大千の作風は中国絵画の伝統的な技法を基礎に、世界中を遊学した経験から日本の染物や西洋の印象派など様々なものに影響を受けております。
それらの多くの経験から彩色に溌墨を応用するという技法から独自の画風を生み出し、とくに晩年の張大千の色彩豊かな水墨画は、浮かび上がるような緑や青が描かれた神秘的で雄壮な山水画や、息づくような瑞々しさの花卉画が大変に印象的です。
その評価から張大千の作品は中国で絶大な人気があり、近年有名オークションにて高値で取引されたことなど話題になりました。