徐悲鴻作品の買取について
藝品館では徐悲鴻作品の買取査定を行っております。
徐悲鴻の中国画・油画・デッサン等絵画の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
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徐悲鴻という人物
徐悲鴻 (じょひこう 1895-1953) は近代中国絵画を切り開いた最初の画家の一人です。
徐悲鴻らの留学により、中国美術界に西洋絵画の技術を取り込んだ事によって、対して中国本来の伝統絵画を国画と称するようになりました。
幼少より父から伝統的な中国絵画と書道の手ほどきを受けた徐悲鴻は、留学により油絵やデッサンといった西洋絵画の技術を学び吸収。中国に戻った徐悲鴻は、南京大学等で教鞭をとります。西洋的技術を取り入れることを提唱し、写実的な基本技術の修練に重みをおきました。
中華人民共和国建国後は中央美術学院長や中国美術家協会の議長などを務め、中国美術教育界においても徐悲鴻の貢献は大変なものでありました。
現代中国絵画を国外に紹介する展覧会を企画・開催した徐悲鴻は、中国国内にとどまらずアジアでコレクターに後援され、なかでも特にシンガポールの現代画家に与えた影響は大きいものです。
徐悲鴻の作風
西洋絵画の遠近法と構図を用い、中国絵画の筆さばきと墨の技法でモチーフを描いた徐悲鴻の作品は、大胆でありながら安定した太い線と正確な形の描写が特徴です。
徐悲鴻の作品といえば墨によって描かれた豪快な馬や花鳥の絵が有名ですが、これは熟練度の高い西洋絵画の技術を使って中国絵画の画題を描かれました。
高い写実性を持って自然を写しつつ、その魅力をあふれんばかりに強く表現する気迫あふれた造形で、徐悲鴻独特の風格を完成させたものです。