包世臣作品の買取について

藝品館では包世臣作品の買取査定を行っております。
包世臣の書画・掛軸・扇面等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

包世臣という人物

包世臣 (ほうせいしん 1775-1855) は中国清代の学者・文学者・書家です。
字を慎伯、号を倦翁。
包世臣は安徽省涇県に生まれ、1808年(嘉慶13年)に挙人となりました。
仕官としては晩年に江西の新喩知県を一年務めたのみでしたが、若いときから中国古典思想・経世済民を学んだ包世臣は、当時の高官に政策提言を求められることも度々あったそうです。ちなみに、経世済民(けいせいさいみん)とは、世をおさめ民をすくうという意味があります。 包世臣の著作安呉四種には、政治経済を実際的に論じた中一勺斉民四述、自身の書作について書き表した芸舟双楫などの編が収められています。

包世臣の書

包世臣の書は、師と仰いだ鄧石如や黄乙生から大きく影響を受けています。
芸舟双楫には、「逆入平出」の筆法についての解説や、北碑を奨励する立場、碑帖兼習について書いています。
なお、今日のこされている多くの包世臣の書は、楷書・行書・草書が中心です。特に、水中を揺れるような行草が、包世臣の書風として知られています。