呉作人作品の買取について
藝品館では呉作人作品の買取査定を行っております。
呉作人の熊猫図や牛図などの中国絵画や書画・掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
呉作人という人物
呉作人 (吳作人/ごさくじん 1908-1997) は、江蘇省蘇州出身の中国書画家です。
中国古典絵画だけでなく、素描や油絵、美術教育にも造詣が深かった呉作人は、徐悲鴻に続く、中国美術界の重鎮と称されています。
呉作人は、上海芸術大学や南国芸術学院で学んだのち、欧州へ留学。パリのエコール・デ・ボザールを経て、ベルギーのブリュッセル王立アカデミーのアルフレッド・バスチャンの下で学びました。留学の間は油絵を学び、帰国後もたびたび油絵作品を制作しました。しかし、呉作人は油彩画を技法のひとつとして吸収したのであって、生涯自身を中国画家とする、その認識が揺らぐことはありませんでした。
晩年には、中央美術学院院長や中国美術家協会主席などを歴任しました。
呉作人の画風
呉作人の代表作は、35際のときに始めたチベット高原への旅で描かれました。
ゴビ砂漠で遊牧民と暮らしながら、どこまでも続く高地平原を駆け抜ける野牛や、ラクダのキャラバンを描きました。親近感のある少数民族の人物画や、雄大な風景を描いた作品は、中国の豊かな資源を祝福するとともに、現代中国の政治課題、庶民の生活について、民族主義とはなにか、そうした思想を提示するシリーズとなりました。
油絵よりも水墨画作品をより多く制作し、躍動感と人間味、光を簡潔にかつ的確に表現しました。