楊守敬作品の買取について
藝品館では楊守敬作品の買取査定を行っております。
楊守敬の書画・掛軸・扇面等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
楊守敬という人物
楊守敬 (ようしゅけい 1839-1915) は中国清代の歴史地理学者・金石学者・目録学者・書人・蔵書家です。
同治元年(1862)に挙人となり、のちの光緒6年(1880)に駐日大使の何如璋(かじょしょう)の随員として4年間に渡り日本に滞在しました。
日本では、中国本土ではすでに失われた中国古典籍を集め、日本訪書誌などの編修を行いました。また、日下部鳴鶴や巌谷一六と親交し、わが国の明治書道の発展に寄与しました。こうした日中間の書の歴史への先駆的貢献は、今日でも高く評価されています。
帰国後は各地の書院や学堂で、学問と教育に尽力しました。
晩年に辛亥革命が起こると、上海に移り書を売って暮らしました。
楊守敬は博識で記憶力がたいへん良い人物であったと伝えられています。また地理や金石、書や硬貨など多分野に渡る書物を収蔵しました。
楊守敬の書
金石学と書学は潘存に大きな影響を受けたといわれています。
楊守敬の書は、行書と隷書がよく知られています。行書は帖学派よりも金石派の書風で、規範や書風にしばられない自然な感じの作風です。