魏紫熙作品の買取について
藝品館では魏紫熙作品の買取査定を行っております。
魏紫熙の山水画などの中国絵画・書画・掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
魏紫熙という人物
魏紫熙 (ぎしき 1915-2002) は、中国河南省遂平県生まれの新金陵画派を代表する山水画家です。
1934年河南芸術師範学校卒業。1983年に中国共産党に加入。河南大学美術普通学校で教師を務めました。
解放後は、国画制作に専心し、徐州市国画院名誉院長や中国美術家協会理事などを務めました。
青年になった魏紫熙は辛亥革命を支持し、革命運動にも参加していましたが、1907年に身の危険にさらされると、上海に居を移します。そして、20年程の間、美術学校で教員を務め、雑誌や美術書の出版社で編集を務めました。
その後1937年、魏紫熙は北京で故宮博物院の古物鑑定委員に就き、上海博物館理事、国立曁南大学芸術学部教授、杭州国立芸専教授、国立北京師範学院講師、中国美術家協会華東分会副主席、中央美術学院華東分院教授などの重職を歴任しました。
魏紫熙の山水画
魏紫熙の山水画代表作に、中国南東部の黄洋界を描いたシリーズがあります。燃えるように紅葉した樹々と、霧の立ち込めた険しい岩山が、荘厳な雰囲気を湛えています。
黄洋界は中国共産党・紅軍の革命根拠地でありました。1928年、その地に国民党軍が進攻するものの、これを紅軍が全滅させたという歴史のある場所です。
魏紫熙が用いた紅色は、私たちの本能を掻き立てるような呪術的な魅力を宿しており、紅軍へのオマージュが込められています。