及台子とは

及台子(きゅうだいす)とは中国から渡った台子で、 道具の形状が科挙で苦難の末に進士に合格の際に通る門、または進士の勉強の際に用いられた机の形状に似ているともされ、これらが由来となる名だといいます。真台子のように大きくないので、実際に用いるのはもっぱら炉用です。
真塗は利休好み、桑を使用するのは宗旦が好んだためとされています。同じく宗旦好みに宗哲作の青漆爪紅の美しいものがありますが、これは宗旦が東福門院へ献茶の際に好んだものと伝えられています。

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