柿右衛門とは

柿右衛門(かきえもん)とは肥前有田南川原の陶家で、初代は本邦赤絵磁器の開祖で元和元年の創業にかかり、その赤絵に成功したのは正保三年(一六四六年)のことでした。鍋島家の御用焼を命ぜられ、また磁器を海外に売り出したなど有名です。代々柿右衛門を名乗り、現在で十三代目にあたります。
作銘は「角福」。四角の中に福の字を用いましたが、これは売品にかぎって用いたということで、上作はかえって無銘のものが多いとされています。

また、柿右衛門の名は仁左衛門の当たり芸 「名工柿右衛門」 の芝居などでも、陶器を愛好しない人の間でも有名です。

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