在銘品とは
在銘品(ざいめいひん)とは有名な古美術品も多くありますが、茶入や茶碗などに、有名な茶人が銘をつけている茶器をいいます。
たとえば茶入など同種の品でありながら、銘がある場合とない場合(無名と言います)とでは骨董価値に大きな差ができます。骨董価値とは美術品市場での希少価値のことですが、作品の来歴が重要視される昨今では在銘作品の名前そのものが来歴を調べる足掛かりにもなり、多くの場合在銘であることは重要視されています。
また単に骨董品や現代作家作品そのものに、銘文や落款印の伴ったものを呼ぶ場合も在銘品と称します。