張瑞図作品の買取について

藝品館では張瑞図作品の買取査定を行っております。
張瑞図の書画・掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

張瑞図という人物

張瑞図 (張瑞圖/ちょうずいと 1570-1641) は中国明代、福建省泉州晋江生まれの書画家・政治家です。
字を長公、无画。号を二水、白毫菴、果亭山人。
万暦35年(1607)に進士となり、礼部尚書、史部尚書などを務め、内閣に加わりました。張瑞図は、魏忠賢(ぎちゅうけん)の庇護を受けていましたが、魏忠賢が失脚すると、その生祠の碑文を書いたことが第17代皇帝毅宗の怒りを買い、張瑞図も立場を追われれることとなりました。
失脚ののち故郷に戻ると、詩や書画を制作して暮らしました。

張瑞図の書

張瑞図は、唐の孫過庭(そんかてい)や、北宋の蘇軾(そしょく)の書から学んだと伝えられているものの、詳しくは知られていません。鋭く荒ぶるかのような書や、一転して寡黙で趣深い書など、多様な表情の書風を展開しました。

張瑞図の作品は、董其昌と並ぶほど高く評価されていたものの、政治上の不評から、清朝に入っても長い間重視されてきませんでした。その一方で、張瑞図は禅僧と深い関わりがあったため、黄檗僧によって多くの作品が日本に渡来し、珍重されることになりました。
現在でも多くの作品が日本にのこされています。