汪士鋐作品の買取について

藝品館では汪士鋐作品の買取査定を行っております。
汪士鋐の掛軸・書画・扇面等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

汪士鋐という人物

汪士鋐 (おうしこう 1658-1723) は中国清代の能書家です。
長州(江蘇省)の出身で、字を文升、号を退谷・秋泉。
康熙36年(1697)に、主席の進士で南書房に入りました。この南書房とは、学問を好んだ清の康熙帝が、学者を仕えさせた場所です。
気高い人物であったそうで、たびたび汪士鋐作の詩文が政治の一助となることがあり、康熙帝はこれを高く評価し、士鋐を厚くもてなしたと伝えられています。

汪士鋐の書風

能書家であった汪士鋐は、碑板に字をかく依頼も多くうけていたと伝えられています。

当時、康熙朝の臣下の多くが、董其昌の繊細な書に影響を受けていたなかで、汪士鋐は骨法を大切にした書風で独自の作風を生みだしました。自らの書を書き上げるうえで、顔真卿や趙孟頫、褚遂良、李陽冰などの高名な名蹟を研究し、血肉としました。