野村徳七関連作品の買取について

藝品館では野村徳七関連作品の買取査定を行っております。
野村徳七の蒐集品など関連の古美術品・骨董品等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

野村徳七という人物

野村徳七 (のむらとくしち 1878-1945) は大阪府出身の両替商(銀行家)であり、近代における著名な数寄者の一人です。

見習いで入った両替商で公債や株式の考え方を学び、1918年に大阪野村銀行を設立。その後、野村證券、大阪ガスなどの取締役を歴任しました。野村徳七は海外事業にも積極的に参入し、ボルネオでのゴム園やスマトラやブラジルでのコーヒー園の運営など、現在の総合商社のような海外投資の先駆けのような事業を当時行っていました。

野村徳七は茶の湯や能などの伝統芸能に造詣が深く自らを得庵と号し、茶会を開くために京都の南禅寺境内に日本庭園のある数寄屋造りの碧雲荘を建造し能舞台まで築きました。
数々の茶道具などの古美術や和歌の古文書を収集し、コレクションとして保管した美術品は京都市左京区にある碧雲荘近隣の野村美術館に展示されています。