金農/金冬心作品の買取について
藝品館では金農作品の買取査定を行っております。
金農の掛軸・書画・中国絵画の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
金農「梅花図」(メトロポリタン美術館)
金農という人物
金農/金冬心 (きんのう/きんとうしん 1687-1763) は中国清代の文人、書家であり画家です。
元の名は司農。字は寿門。号には冬心・吉金など多くありますが、金冬心の号でもよく知られます。
金農は杭州の文人たちにさまざまな教えを受け詩集景申集を出版し、また各地を放浪して名を揚げました。古美術、特に硯の鑑定にも優れておりました。
清朝において塩や織物でとりわけ栄え、富が集中しておりました揚州の有力なパトロンの下、晩年揚州に移った金農は、集まった芸術家を代表する『揚州八怪』の一人となりました。
金農の作風
多くの文人の影響を受け育ちましたが、若き頃より常に独自性の高い表現による作風をもち、金農の趣味であった碑帖のコレクションからも影響を受けました。
書においては装飾性を持った様式により、従来の漢隷書とは趣の異なる独自の書風を生み出しました。まるで漆をへらで横にのばすような横太の書きぶりは、漆書と呼ばれる独自の境地へと至り、金農の功績はあまりに名高いものです。
画は梅竹・馬など、晩年には仏像を主題に描き、金農独特の個性的な画風で、形式主義であった南宗画から脱しました。