唐寅作品の買取について

藝品館では唐寅作品の買取査定を行っております。
唐寅の山水画・人物画・花卉画などの中国絵画・水墨画・掛軸・書画等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

唐寅という人物

唐寅 (とういん 1470-1523) は中国明代の文人であり、書画家です。
字は伯虎、のちに子畏。号には六如居士・桃花庵主などがあり、書画に能くし、親しい友人にも祝允明文徴明などが名を連ねております。

幼き頃より聡明利発であった唐寅ですが、会試における不正関与の疑いから官職出世への道は閉ざされ、書画家として生計を立てていく道を選びます。
尤も、もとより性格としては自由奔放であった唐寅は、裕福であった時代にも恵まれ、芸術家としての生活は大変に満ち足りていたものであったようです。
晩年の唐寅は仏門に入り病に倒れるまで、貧しいながらもなお奔放に生きたと伝えられています。

唐寅の作風

画は院派の周臣、のちに沈周に学び、また優れた文人画李成など家たちと交友をもっていた唐寅は、その交流の中で多くのものを吸収し詩文書画の創作に明け暮れました。
李成など宋代院体画から連なる伝統名画家を能く研究し、幅広く吸収、昇華させた唐寅独自の画風は優れた山水画を多く残しております。
細部まで描き込まれた明媚端麗な筆致が情緒を誘い、仕女などの美人画・人物画にも優れたことで有名です。

書もまた唐代元代まで遡り多くの書法を取り入れ、唐寅独自の書風は行書において結実しました。