腰張とは

腰張(こしばり)とは茶室の壁の腰を紙で貼ったもので、色は白、紺などです。またわびでは古い暦・ほごなどを張ります。紙質は奉書・鳥の子・港紙などを使用します。高さは、茶室の広さ、流儀によって種々です。
腰張りをする目的は装飾にもありますが、せまい室内で動作する関係上、背と壁がすれ合い壁土を落とし、衣服や畳の汚れるのをさけるためでもあります。そうした実用的な見地から、客座のほうは高く張り、点前座は低く、床内壁には張らないことになっています。

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