茶入蓋とは

茶入蓋(ちゃいれぶた)とは茶入の蓋のことで、象牙で造ります。牙は獣骨に類し、不潔な感じを与えるというので裏を金紙で貼り、直接茶に接しないようにします。昔は客を招くごとに貼り替えたものですが、近頃はむしろその古色を帯びたのを喜びます。
貼りかたにも流儀があり、しわを取って貼るのは遠州流で、千家はしわを寄せて貼るといわれています。

蓋の種類は細密に分類すると相当たくさんありますが、大別すると盛蓋・一文字蓋・すくい蓋の三種となります。なお高橋竜雄氏は瓶子つく・玉堂・落込榎実つく・面白・さざえの五種をあげておられます。

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