並河靖之作品の買取について

藝品館では並河靖之作品の買取査定を行っております。
並河靖之の花瓶や飾壺などの七宝作品等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

並河靖之という人物

並河靖之 (なみかわやすゆき 1845-1927) は京都生まれの明治時代を代表する七宝作家です。
江戸後期の七宝工として著名な梶常吉の系統をひく桃井儀三郎英升から七宝の技法を学んだといわれています。

1871年ころに自ら工場を起こした並河靖之は、1875年に開催された京都勧業博覧会において花瓶を出品しました。これが高く評価され、並河に有功賞が贈られたことで七宝作家として一躍その名をとどろかせました。
さらにドイツから伝わった七宝技法に日本の伝統的な有線七宝技術を融合して有線七宝の技術を極め、精巧な七宝を制作しました。加えて黒色透明釉を発明し、従来は不可能であった透明感のある深い黒が出せるようになりました。
並河の作品は海外でも高い評価を受け、こうした七宝技術発展への貢献から1896年には帝国技芸員となりました。