梁啓超作品の買取について

藝品館では金農作品の買取査定を行っております。
梁啓超の掛軸や扁額などの書の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術の専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

梁啓超という人物

梁啓超 (りょうけいちょう 1873-1929) は中国清代~民代の政治家・思想家です。
字は卓如。号には任公など。

若くから清朝中国の政治改革を志した梁啓超は、戊戌の変法において師である康有為らとともに中心人物であったものの、政変により日本へ亡命。
当時、明治維新からの急速な近代化を遂げていた日本で、梁啓超は日本語を学び、それを通じて西洋の近代文化とその思想を吸収します。多くの雑誌小説や論文を通じ日本から中国へ、その新しい文化や思想を発信し続けることで、国民に対し変化の必要を説き続けました。

民国の成立後は帰国し袁世凱政権下で司法総長を務めるも、中華帝国樹立の折には猛烈に反発して討伐軍に参加。その後、第一次世界大戦後のヨーロッパ各地を視察しました。
その中で中国の伝統文化や思想の重要性を再認識した梁啓超は、西洋的な文明へと転換するのではなくそれらを吸収すること、中国の文化思想を発信することもまた他国の文明への助けとなることと、視野を広くもち理想の国家像を探求することに生涯を捧げました。