黒田正玄の茶道具買取について

藝品館では黒田正玄作品の茶道具の買取査定を行っております。
黒田正玄の柄杓・茶杓・花入・香合など竹製の茶道具の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや茶道具の専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

他の作家作品の茶道具の買取も行っております。

黒田正玄とは

黒田正玄(くろだしょうげん)は、竹細工・柄杓師の職家です。
千家十職のうちのひとつの職家として竹製の柄杓、茶杓、花入、茶入、水指、香合などの茶道具を作っています

黒田正玄のはじまり

初代・黒田正玄は天正6年(1578)に、若狭国黒田郡(現在の福井県)に生まれました。
初代は武士でしたが、関ヶ原の戦に敗れたのち剃髪をし、正玄と号し、大津に移り竹細工を生業とするようになります。その後、京都の油小路二条に移り住み、柄杓作りを秀吉より天下一と称された一阿彌に師事し、茶の湯は小堀遠州の直弟子となり学びました。
そして、初代正玄は遠州の推挙によって三代将軍家光公の御用柄杓師となりました。さらに初代正玄は、大徳寺の江月宗玩こうげつそうがんの口合で千宗旦せんのそうたんの柄杓を作りました。

初代が務めた将軍家御用柄杓師には、明治維新まで黒田家歴代が従事しました。
また、千家との関係は三代正玄の頃に正式なものとなり、以降黒田家歴代が千家の御用柄杓師を務めています。千家の御用柄杓師になると、柄杓以外の茶道具も手掛けるようになります。竹の風合い・美しさを生かした竹花入、竹中次、水指、竹香合、茶杓など様々な茶道具を制作しています。

歴代 黒田正玄

初代 黒田正玄
天正6年~承応2年(1587-1653)
二代 黒田正玄
正玄寛永2年~貞享4年(1625-1687)
三代 黒田正玄
明歴2年~享保2年(1656-1717)
四代 黒田正玄
元禄5年~享保16年(1692-1731)
五代 黒田正玄
宝永5年~安永7年(1708-1778)
六代 黒田正玄
延享4年~文化11年(1748-1814)
七代 黒田正玄
明和5年~文政2年(1768-1819)
八代 黒田正玄
文化6年~明治2年(1809-1869)
九代 黒田正玄
天保8年~安政6年(1837-1859)
十代 黒田正玄
文政8年~明治33年(1825-1900)
十一代 黒田正玄
明治2年~明治44年(1869-1911)
十二代 黒田正玄
明治13年~昭和48年(1880-1973)
十三代 黒田正玄
昭和11年~(1936-)