中村宗哲の茶道具買取について

藝品館では中村宗哲作品の茶道具の買取査定を行っております。
中村宗哲の棗・水指・香合など漆器茶道具の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや茶道具の専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

他の作家作品の茶道具の買取も行っております。

中村宗哲とは

中村宗哲(なかむらそうてつ)は、千家十職の塗師の職家です。
京都の武者小路でおよそ350年に渡って、棗などの茶器や水指、香合、台子や棚物、縁高、手燭などの茶道具や、懐石料理用のお椀や折敷、懐石家具などを作ってきました。塗物とは漆器のことで、無地の塗物から梨子地や蒔絵、螺鈿などの加飾を用いた塗物まで、様々な漆器の茶道具を手掛けています。

中村宗哲のはじまり

初代中村宗哲は武士の家系に生まれました。初代宗哲の父は、大阪夏の陣の際、合戦を避け京都の武者小路で暮らしていました。
隣家は、吉文字屋与三右衛門という塗り屋の富商でした。同じ頃、後に千宗守を名乗り、武者小路千家官休庵を興すこととなる元伯宗旦の次男が、この吉文字屋に養子に入っていました。千宗守は再び茶家に戻る際、中村家の息子(初代宗哲)に嫁がせると同時に、吉文字屋を継がせました。
これをきっかけとして、以降、中村家は千利休が好んだ利休形と呼ばれる形や塗りの、茶器や水指、台子や棚物、縁高ふちだか、手燭、様々な懐石家具などの制作を担当してきました。

中村宗哲歴代

初代 中村宗哲
元和3年~元禄8年(1617-1695)
二代 中村宗哲
寛文11年~宝永3年(1671-1706)
三代 中村宗哲
元禄12年~安永5年(1699-1776)
四代 中村宗哲
享保13年~寛政3年(1728-1791)
五代 中村宗哲
明和3年~文化8年(1765-1811)
六代 中村宗哲
寛政4年~天保10年(1792-1839)
七代 中村宗哲
寛政10年~弘化3年(1798-1846)
八代 中村宗哲
文政11年~明治17年(1828-1884)
九代 中村宗哲
安政3年~明治44年(1856-1911)
十代 中村宗哲
文久2年~大正15年(18862-1926)
十一代 中村宗哲
明治32年~平成5年(1899-1993)
十二代 中村宗哲
昭和7年~平成17年(1932-2005)
十三代 中村宗哲
昭和40年~(1965)