傅山作品の買取について

藝品館では傅山作品の買取査定を行っております。
傅山の書画・掛軸等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや中国美術専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

傅山という人物

傅山 (ふざん 1607-1684) は中国清時代、山西省太原市生まれの書家・思想家・医者です。
字を青主、仁仲。号を石道人、丹崖子など、他多数有。
傅山は学者の家庭に生まれました。傅山自身たいへん博識かつ聡明で、哲学・医学・内丹術・儒学・佛学・詩歌・書・絵画・金石・武術など多岐の学問に通じました。故郷の三立書院で学問を講じていましたが、明朝が亡びた後は道士として放浪します。
生涯清朝に反発する立場をとりました。一時投獄されますが、晩年には博学鴻詞科に推薦され、官位を与えられようとしますが、両方とも固く拒否したと伝えられています。

傅山の書

傅山は書を、魏晋の楷書や、顔真卿・王羲之の行書、趙孟頫や董其昌の書から学びました。
また早期に金石に関心を向けた書人としても知られ、秦漢の篆刻や金文も学びました。

同時代の書人と同じように、長条幅の連綿書がよく知られ、さらに、小楷や大楷、篆書を草書の趣で書いた「草篆」作品など、連綿書とは表情の異なる作品も数多くのこしました。
傅山は自らの書を、魏晋の筆法を基本としながら虚栄や技巧に傾くことなく、ストレートで正直な表現となるよう志したと伝えられています。
思うままに紡がれた力強い連綿書にも、しみじみと朴訥な小楷にも、傅山の精神の気高さが通っています。