鈴木松年作品の買取について
藝品館では鈴木松年作品の買取査定を行っております。
鈴木松年の日本画・絵画・書画・掛軸・屏風等の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。
鈴木松年という人物
鈴木松年 (すずきしょうねん 1848-1918) は京都府出身の日本画家です。初号は百僊。
京都画壇鈴木派の祖、鈴木百年の長男として東洞院錦小路(京都市中京区)に生まれた鈴木松年でしたが、絵を本格的に始めたのは20歳を過ぎた頃でした。
気性が激しく、京都府画学校で教師として務めていた際も諍いが絶えなかったといいます。その後も鈴木派の祖鈴木百年の息子というコンプレックスもあり、他の画家と争ったという逸話が数多く残されており、特に幸野楳嶺との不和は周囲でも有名でした。
日本画においては様々な画題を描きましたが、人物画や山水画を得意とし、代表作宇治川橋合戦図屏風では、戦にうかがう僧兵たちや飛び交う弓矢などが、屏風から出てきそうな勢いで描かれています。松年の気性の激しさが、額や屏風目いっぱいに描かれた戦国の合戦や仁王などの力強い男が日本画によく表れております。その豪快な筆致画風は曾我蕭白の再来という評価もあり「今蕭白」とも評されました。
また上村松園の最初の師としても知られております。
天龍寺旧天井の一部が保存されている雲龍図やメトロポリタン美術館の宇治川月下蛍図など数々の名品が世界中で収蔵されています。