駒澤利斎の茶道具買取について

藝品館では駒澤利斎作品の茶道具の買取査定を行っております。
駒澤利斎の棗・香合・棚物など指物茶道具の売却や鑑定をお考えの際は、是非お気軽に当館へご相談ください。
経験豊富なスタッフや茶道具の専門家が責任ある評価・査定を行い、現在の流通価格に沿った適切な買取価格をご提示いたします。

他の作家作品の茶道具の買取も行っております。

駒澤利斎とは

駒澤利斎(こまざわりさい)は、千家十職に名を連ねる指物の職家です。
指物さしものとは、木の板や桟に凹凸の組み手を作り、これを指し合わせてつくった道具のことをいいます。制作にあたる道具は、台子、棚物、炉縁、茶箱、風炉先屏風、菓子器、莨盆たばこぼん、香合、竹や木製の茶杓、曲げ物の水指や水次などの手前道具、茶通箱、釜据、箱炭斗などの水屋道具、露地下駄、蕨箒わらびぼうき棕櫚箒しゅろほうき、湯桶などの露地道具、そして道具をおさめる桐箱など多岐にわたります。

指物師駒澤家のおこり

駒澤利斎家は、江戸時代初期、17世紀末より代々指物を仕事にしてきました。
指物は、奈良時代に寺社や仏像制作によって発達した木工技術を起源とし、室町時代には様々な家具調度品が生まれ、調度指物の需要も高まりました。

千利休によって侘び茶文化が起こると、茶道指物が発展することとなりました。駒澤家の初代宗源もまた、そのように発展を遂げてきた京指物を生業にしていました。
二代宗慶と三代長慶のときに、元伯宗旦より注文を受け、四代利斎のときには表千家六代覚々斎に知遇を得、千家に出入りをするようになりました。

駒澤利斎の指物

駒澤利斎の指物で最も多く使われるのが、桐です。
指物の見どころとしては、木目の美しさ、精確な寸法で制作された整った美しさ、そしてそれらが年月の経過と共に詫びて、趣のある姿となり、その美しさを珍重します。

駒澤家歴代

初代 駒澤宗源こまざわそうげん
生年不明~延宝年間(1673-81)
二代 駒澤宗慶こまざわそうけい
寛永5年~元禄6年(1628-1693)
三代 駒澤長慶こまざわちょうけい
生年不明~貞享3年(1686)
四代 駒澤利斎こまざわりさい
延宝元年~延享3年(1673-1746)
五代 駒澤利斎
宝永4年~宝暦14年(1707-1764)
六代 駒澤利斎
元文4年~享和3年(1739-1803)
七代 駒澤利斎
明和7年~安政2年(1770-1855)
八代 駒澤利斎
寛政8年~弘化3年(1796-1846)
九代 駒澤利斎
文政2年~文久2年(1819-1862)
十代 駒澤利斎
天保12年~慶応2年(1841-1866)
十一代 駒澤利斎
嘉永5年~明治35年(1852-1902)
十二代 駒澤利斎
明治9年~明治29年(1876-1896)
十三代 駒澤利斎
明治16年~昭和27年(1883-1952)
十四代 駒澤利斎
明治42年~昭和52年(1909-1977)