中国美術品の買取について

中国の骨董品のような焼き物があるが古いものなのでしょうか？

携帯電話等で撮影した簡単なお写真を送っていただくか、現物をお見せいただきましたら中国美術なのかどうかや正確な時代等の判断ができます。

以前、自分が十年前に中国で購入した美術品だが、今は中国の好景気で値段が上がっているなら売りたい

近年に購入されたものでございますと、中国は文物骨董品の持ち出しが制限されておりますので、新しい工芸品である可能性が高いです。まずは、写真をお送りいただくか査定員に現物をお見せください。

所有の中国美術の価値が知りたい

気軽にお写真を送っていただければ無料買取査定致します。

中国絵画について

中国の絵画は主に山水画・人物画・動物画・花鳥画・墨梅墨竹画などの種類があり、それらの画題に加え、さらに、題識だいしき・題字だいじ・落款らっかん・印・詩などが組み合わさり、独自の美を生み出しています。
題識とは作品の伝来や批評、鑑賞の要点を説くもので、これは中国絵画独自の要素です。また、題字はその名の通り作品の題名のことで、作品画面以外の余白に大きく書かれる場合と、作品画面の中に小さく書かれる場合があります。
印は、画を手掛けた画人の印だけではなく、その作品を所蔵した所蔵者の印や皇帝の鑑賞印が押されることがあります。所蔵印は、多ければ多いほどその作品が多くの所蔵家の手を渡ってきたことを物語ります。さらに著名な所蔵家の所蔵印がある場合、その作品の価値が高められることもあります。

中国絵画の水印について

特に近代絵画においてですが、著名な作家には非常に多い中国の伝統的な水性木版画のことです。日本においての木版のようなものですが、本人のサインなどがない場合が多く流通量も多いです。一般的に本物とまったく同じように見えますので肉筆であるかをよくご確認ください。

中国掛け軸について

中国の掛け軸は美術品として作られたものから、工芸品として作られた模写作品、もしくはオリジナルに限りなく近づけた栄宝斎の水印刷など、プロでも判断の難しいものが多くあります。特に文革以降の精巧な近世の作家のものは紙も同様のものを使っており、多く贋作も出回っております。
古画の中国掛け軸、絵画類に関しましては、例えば明時代の絵画を清時代に模写した掛け軸であったりと、単純に贋作とは言えず、美術価値もそれなりにあるものも多いです。

中国で近年流行っている鑑賞方法に、掛け軸をそのまま額に入れて鑑賞できるようにしたものなどが多く作られており、額装の掛け軸であっても中に軸装を入れたものや、そもそもカットして額装にあわせたもの、もしくは額装で描画したものもあり、いろんなパターンがあります。しかし、それぞれのパターンで贋作も多く出回っており、近年の中国美術品の価格高騰もあいまって、鑑定査定は非常に困難になってきております。
当館では同業他社や買取専門店を称して骨董品を買取している他社などからも依頼をたくさん受けておりますが、業種を問わず対応致しております。また中国人コレクターからの依頼もありますが、近年の贋作の精巧さには目を見張るものがあります。

先代のコレクションや、蔵整理、蔵解体の際、もしくは自身が集められた作品でも中国の掛け軸で気になるものがありましたらお気軽に藝品館にお問い合わせください。

清時代官窯作品の近代贋作

近年の中国陶磁器高騰による近代の染付のコピーですが、オリジナルと比べてほとんど違いがない精巧なレベルなものも多いです。

民国期の写し

この時代には本物と見間違う程の非常に技術の高い陶工が作品を多数残しています。状態と作品のレベルによりますが高額の買取査定となることが多いです。